またまたご無沙汰してしまいました、Rieです。
今日は、私の大好きな人の話を聞いてください。
私の趣味のひとつに「甲子園に行く」、
つまり「タイガースを応援する」というのがあります。
最近でこそ甲子園球場のチケットは即完売、が定説ですが
私はそうなるずっと前(試合が始まっても空席がたくさんある)からのファン。
ただし、ユニフォームは自宅からは着ていきませんけれど…。
なかでもA選手が大好きで、
彼が試合に出ていないと心底がっかりしてしまいます。
初めてA選手を見たのは「プロ野球ニュース」の入団発表シーンでした。
「すごく小柄な選手だな」。それが第一印象でした。
そう、彼の身長は170cmしかありません。
プロ野球選手にとって低身長は相当のハンデを背負うことになります。
かくいう私も153cmのチビ体型。
親近感を覚えた私は、以来A選手を気にかけて試合を見るようになりました。
そして気づけば大ファンになっていました。
A選手は超俊足で3年連続盗塁王という輝かしい成績を残しています。
でも、プロになるまでの道のりは厳しく、
大学・社会人を経てようやく夢をつかんだ、いわゆる苦労人。
私がA選手を好きな最大の理由がここにあります。
自分と少し似ているから。
私も皆が5分で習得できることを10分かかってしまう人。
何でも器用にこなせる人に、何度憧れたことでしょう。
でも、中学時代の担任の先生に
「お前は時間がかかるけど、一度理解したらそれからは早いから
なにも心配せず今のまま努力しなさい」と言ってもらったことがあります。
ずばり「ウサギとカメ」のカメタイプ。
人一倍努力しないとダメなんだ、と肝に銘じて生きてきました。
ここKicaにおいても、仕事を完全に覚えるまで
何度失敗をくりかえしたかわかりません。
A選手は、ひとつ盗塁をするたびに様々な施設に車イスをプレゼントしています。
首にヘルニアという病を抱えながらも、いつも決まって全力疾走。
だからこそ
たとえ試合は負けたとしても、
私はA選手のプレーを見るだけで元気になれるのです。
「子供たちに夢を与えたい」と彼はよく言っていますが、
いえいえ大人の私だって、実にたくさんの夢をいただいています。
また明日から仕事がんばろうって、元気が湧いてくるのです。
残念ながら私は、A選手ほどたくさんの人々に元気をあげることはできません。
でも彼がコツコツ記録を重ねていくように、
私もコツコツ、今できることをがんばろう。
忘れそうになるけれど、
「ウサギとカメ」では最後はカメが勝利したんだ。
ノロマでも 微力でも、
誰かに元気になってもらったり、ホッとしてもらえたり、
明日からまた頑張ろうと思ってもらえたら、
これが私にとっての何よりの勝利。
だから本当に当たり前のことだけど、
いつもベストな仕事ができるよう心がけています。
あ、お客様が来られたようです。
さあ、精一杯の心を込めて
「いらっしゃいませ」!