写真は「ワタリガニと里芋のミルクスープ」(ズッキーニや人参、キノコ、セロリなど野菜もたっぷり入っています)
〜キッチンを出て〜
仕事を終え ほっと一息つく。途端にお腹が減ってくる。キュ〜グルグル…。
実家通いの私、kicaから西神戸の家まで帰路はざっと1時間。
阪急甲陽線から神戸線へ乗り換えて三宮まで直行すればいいのだが
私の胃袋はすでに限界。
キューキューと人に聞こえるほどのお腹の騒ぎように、
閉じかけた電車のドアをすり抜け、今日も途中下車してしまった。
阪急岡本にある「
アジア料理店SOUP」は私のお気に入り。
美人で聡明な(本人談。チェックしに行ってみてください)女性、N子さんが
オーナーシェフとして腕をふるっている。
もともとウチの社長が行きつけの店で、
彼女と何度か一緒に行くうちに、今では一人でふら〜っと行って
N子さんと話ながらご飯を食べるのが習慣のようになってしまった。
固執狂の私が この店でハマっているのはマレーシア料理のラクサ
(お店では「ジョホールラクサ 950円」でメニューあり)。
エビと魚のクリーミーなスープの中に
たっぷりの野菜と米粉でつくられた平らな麺が入っている。
トッピングは煮卵、フライドオニオン、パクチーetc.。
食べる前にレモンをギュッと絞り、よく混ぜて食べる。
さまざまな香辛料の香りとココナッツミルクが麺と野菜に絡み、
熱々をほおばると まろやかな辛みのスープが広がる。
野菜のシャキシャキ感が歯に心地よい。
何度かスープと麺を食べ 口の中が少し辛くなったところで煮卵をパクリ。
味がよくしゅんでいて、これがグッド。
時折パクチーが独特の香りを放ち、
アクセントを加えてくれる。これもいける。
ゆっくり味を楽しみたいところだが、
もたもたしていると麺がスープを含んで量が倍増。えらいことになる。
ハフハフ言いながら一気に食す。これがコツ。
寒い日には体が芯からあたたまり、箸が進むにつれ少し汗ばむほどである。
そして、完食。
残ったスープを見つめ、飽食の後の虚しさを感じつつ、
レンゲで飲みほそうとしていると何処からか白いご飯が横に…。
そっと出されたご飯にレンゲでひとすくいスープをかけて食べる。
おいしい!!
一皿で二度おいしいなんて、してやられてしまった。
一人で行っても友人たちと行っても必ず注文する一品である。
このラクサ熱、まだまだ冷めそうにない。
Posted by eico.